2015年4月27日月曜日

展示会に向けて

こんにちは!山穂です。
今PERiODは展示会に向けて一丸となって奔走しております。
展示内容もアートブックも、こだわり抜いた自信作です。ぜひ、みなさま原宿へ遊びに来てくださいね^^
さて、今回のブログ更新では羅刹に引き続き、私も展示会の前に少しお話をしたいと思います。一部の方はすでに私が話したことのある内容だと思います。ごめんね。

最近少し機会があって、とても考えたことがあります。
 表現する、とはどういうことでしょうか。
前回の山穂の更新の際「表現することが本当に好きで…」と書いていた分、ある意味矛盾した問いではありますが(笑)
今回のこのお話は、商業的なものや仕事としてではなく個人としての表現というように考えてください。
表現とは、本来自由なものであり、自己の内側にある考えを伝えるための手段のはず。
だけど、最近は「表現は自由」と言われながらも世間、あるいは自分自身によるセーブを受けすぎなのではないか、と思いました。
あれはいけないこれはいけない、こういうのは支持されやすくて、こんなことをやってしまっては叩かれてしまう。そういった考えがあることですでに、自由なんてものはその意味を失う。

そもそも表現という行為は、需要と供給が釣り合わないはず。常に釣り合わせていたら、誰かのための表現ということになり、作者の声は確実に薄れていくでしょう。
今、私たちは複雑化した世の中で、監視されすぎている。多くの人が何を発言するにもギリギリで、常に綱渡りしながら発言している。
誰だって支持されたら嬉しいし、反対されたら少し悲しい。でも、それで全て前ならえの発言をしていたら、世の中はプラスチックのような量産型で軽く硬い表現ばかりになる。

正直、私も人に好かれる絵ばかり描こうとしている時期があったし、今回のPERiODの企画も「大学生の分際でこんなデカイこと言っちゃってるwww」とか「いつもあんな人たちなのになんか急にぶってるねwww」みたいなことを言われるのではないか?と不安に思う時が多々有ります。特に私はモデル役なので、まさに私が体現していかなくてはならない。
自分は二人の表現したいものを体現できているか?という疑問もあります。(全身での表現をしたい!とも前回言っていたので、本当に今回矛盾していますね…(笑)同じ自問自答を繰り返す日々なのです)

でも、いまそのとき思ったことを、恥ずかしがったり周囲を気にせずに全部出してみるのも必要なのかもしれないと思うのです。周りじゃなくて、自分を見つめて、言葉や写真を丁寧に選び抜いて、いま伝えるべきだと思うことを素直に言ってみる。
先ほど発言は綱渡りというようなことを述べましたが、結局足元に綱ほどの道しか見えなくさせる一番の相手は自分なのかもしれないですねえ。

そんなわけで、今回わたしなりの「表現」や「考え方」についてなど、たくさんこのアートブックにつめました!三人のトークのところなど、まだまだ青い私たちの思う理論です。
きっと甘いと言われたり、下手したら数年後自分たちで読んだら恥ずかしく思うかもしれません。
でも、これは絶対と言っていいほど、いまの私たちにしかいえないことなはず!
現実をたくさん知ることも大事ですが、私たちのコンセプトでもある「少女」の素の気持ちはなにより大事なのですから。

いま私たちはまだ、大人になるための道のりのほんの始まりに立っているだけです。
これからたくさん苦労をするのでしょう。新しいことをたくさん知るのでしょう。
ある意味これは将来の自分たちへの盛大なタイムカプセルです。私たちは少しも気取っているつもりはなく、まるはだかの気持ちでひとつひとつ作り上げました。
「いまの私たち」を、みなさんは、そして将来の私たちはどう見つめるのでしょうか。

ぜひゴールデンウィークの原宿で、その目で見、考えてみてください。
正直展示のスペースは小さく展示数も少ないです。もしよければ、アートブックもおうちにそっと迎え入れて、一人の女の子としてその姿を見て、拙い言葉を聞いてあげてください。

なんだかぐるぐると考えすぎた気もします…(笑)
みなさまのことを心よりお待ちしております^^

山穂灯

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